プロジェクト概要

事務作業に追われて肝心の仕事に集中できない――そんな個人事業主の悩みを解消するため、私たちBASHAKAは自社サービス「HOJORIN(ホジョリン)」をゼロから企画・設計・開発しました。契約書や請求書、作業記録などバラバラになりがちな業務データを一気通貫で管理し、「書類探しに時間を奪われない働き方」を実現します。

プロジェクト詳細

開発期間:4ヶ月程度

チーム規模:PM 1名 / エンジニア 3名 / デザイナー 1名。小さなチームだからこそ、スピード感と柔軟性を両立できました。

実現した機能

書類管理

  • 請求書・見積書・発注書・作業報告書をひとつの画面で管理
  • PDF形式でのダウンロード・共有機能
  • ステータス管理や履歴追跡で進捗を見える化
  • 取引先情報の自動入力、定型文の入力補助で作業をスムーズに

取引先・案件管理

  • 取引先情報と案件の統合管理
  • 作業記録や工数の蓄積と分析

業務効率化

  • カレンダー画面から作業記録を簡単入力
  • 記録をもとに自動で作業報告書を作成
  • 売上や稼働時間のレポート表示で、事業の見える化をサポート

開発プロセス・品質管理

アジャイル開発手法の採用

短期間でのイテレーション開発により、要件変更に柔軟に対応。継続的なフィードバック反映で、ユーザーニーズに最適化されたシステムを実現しました。

多層的な品質担保体制

フォーマッター・Linterによるコード品質の自動チェックに加え、開発メンバーによる人的レビューとAI Agentを活用したコードレビューを組み合わせ、人間の視点とAIの網羅的チェックを実施しています。

継続的インテグレーション

AWS CDKとGitHub Actionsを用いた自動デプロイ・自動テストを整備。ワンクリックデプロイにより、迅速な機能追加・修正対応を実現しました。

今後の展望

AI技術活用による業務自動化

OCR機能によるPDF書類の自動解析・データ化で手動入力作業を大幅削減し、さらなる業務効率化を実現します。

チーム・組織対応の拡張

メンバー招待機能による共同管理システムで、個人事業主から小規模チーム・法人まで対応範囲を拡大します。

技術スタック

フロントエンド

  • フレームワーク:React 19 + TypeScript
  • ビルドツール:Vite
  • ルーティング:TanStack Router
  • データフェッチング:TanStack Query
  • UIライブラリ:MUI + Tailwind CSS
  • フォーム管理:React Hook Form + Zod

React 19 + TypeScriptで型安全性を確保し、大規模開発でも高品質なコードを維持。TanStack RouterとQueryによる高パフォーマンスなデータ管理とルーティング、MUI + Tailwind CSSで統一感のあるデザインシステムを効率的に構築しました。

バックエンド

  • フレームワーク:Node.js/NestJS
  • ORM:Prisma
  • データベース:MySQL 8.0
  • 認証:JWT + Passport
  • API:REST

NestJSによるスケーラブルなアーキテクチャで将来的な機能拡張に対応。Prisma + MySQL 8.0で型安全なデータベースアクセスと高いパフォーマンスを実現し、JWT認証により業界標準のセキュリティレベルを確保しました。

インフラ

  • ネットワーク:AWS VPC
  • ロードバランサー:AWS ELB
  • コンテナ:AWS ECS Fargate
  • データベース:AWS RDS (MySQL 8.0)
  • ストレージ:AWS S3
  • キャッシュ:Amazon ElastiCache for Valkey
  • CDN:Cloudflare CDN
  • 監視・ログ:AWS CloudWatch
  • CI/CD:GitHub Actions
  • IaC:AWS CDK

ECS FargateとRDSでサーバーレス・マネージドサービスを活用し運用負荷を最小化。Cloudflare CDNをAWSと組み合わせることで、必要な機能を抑えつつ大幅なコスト削減を実現し、GitHub Actions + AWS CDKでインフラのコード化と自動デプロイを確立しました。

その他利用ツール

  • ソース管理・チケット管理:GitHub
  • デザイン管理:Figma + Draw.io

プロトタイプ作成により開発前にユーザー体験を検証・最適化し、Draw.ioでシステム構成図・ER図などの技術仕様を明確化して開発を効率化しました。

技術成果・開発効率化

HOJORINの開発では、インフラからアプリケーションまで自動化を徹底しました。AWS CDK + GitHub Actionsにより、コード修正から本番反映までの流れを完全自動化。リリースはほぼリアルタイムで行え、ユーザーからの改善要望にも即応できます。さらに、GUIベースの簡易デプロイ機能で、非エンジニアでも安全に更新できる体制を整備。これにより、「必要なときに必要な改善がすぐできる」自社サービス運営を可能にしました。

HOJORINがもたらす価値

事務作業が早く終わることで、ユーザーはもっとクリエイティブな時間を確保できます。私たちBASHAKAは、HOJORINを通じて、個人事業主や小規模事業者の「働きやすさ」をこれからも支えていきます。