インフラ

    2026.04.27

    現場を理解した技術支援で、決済データ移行をスムーズに実現。バリューデザイン社がBASHAKAに期待した「自律的に進める力」

    株式会社バリューデザインでは、長年運用してきた既存決済システムから、新たな決済システムへの一部データ移行プロジェクトを進めていました。

    今回の対象となったのは、カード情報やID、残高情報など、決済サービスの根幹に関わる重要なデータ。移行後もお客様がこれまで通りサービスを利用できるよう、データの正確性や移行当日の確認手順、関係者間の調整が求められるプロジェクトでした。

    このデータ移行案件を支援したのが、BASHAKAです。

    本記事では、バリューデザイン社 運用グループ マネージャーの根本様に、プロジェクトの背景やBASHAKAに依頼した理由、実際に進めてみて感じたことを伺いました。


    20年近く運用してきた既存システムでは、新たな決済ニーズに応えきれなくなっていた

    澤辺:
    まず、今回ACシステムからVCシステムへ一部データ移行を行うことになった背景を教えてください。

    根本様:
    ACシステムは20年近く運用してきたシステムです。ただ、現在は拡張や新機能の追加が凍結されており、お客様から新しい要望をいただいても応えられない状況がありました。

    昨今は、アプリやバーコード決済に対応したいというニーズがあります。既存のACシステムではそうした要望に応えることが難しかったため、もう一つの決済システムであるVCシステムへ乗せ替えることで、お客様の要望を実現することになりました。

    澤辺:
    ACシステムでは実現できない機能要件があり、VCシステムへ移行する必要が出てきたということですね。

    根本様:
    そうです。今回だけでなく、営業や代理店経由でも、同様の相談は複数出てきています。今後も同じような案件は続く可能性があると思っています。


    移行対象は決済に関わる重要データ。残高やカード状態の扱いが大きな論点に

    澤辺:
    今回の移行対象となったデータは、主に決済に関するデータでしょうか。

    根本様:
    はい。カード情報やID、残高情報が中心です。今回のお客様は数万人規模で、非常に大規模というわけではありませんが、決済をそのままVC側で継続できることが重要でした。

    一方で、履歴や過去の決済状況は移行せず、残高を移すという要件で進めました。

    澤辺:
    決済データとなると、移行時のリスクも大きいと思います。事前に懸念されていたことはありましたか。

    根本様:
    やはり一番は残高です。ACとVCで残高やカード状態の扱いが変わるため、そのあたりの細かい要件をどこまで詰められるかが重要だと思っていました。

    また、ACで使えていた機能がVCでは使えない、ということが起きると困ります。機能のギャップを事前に明確にすることも、重要なポイントでした。


    社内リソースだけでは既存運用に影響が出る。だからこそ外部パートナーが必要だった

    澤辺:
    今回、BASHAKAにご依頼いただいた理由を教えてください。

    根本様:
    まず、そもそもアウトソースが必要でした。AC側の運用チームは少数体制で運営しているため、既存の運用を続けながらこの案件を進めると、何かトラブルが起きたときに通常運用や移行案件が止まってしまう可能性がありました。

    それは避けたかったので、基本的にはアウトソースする前提で考えていました。

    澤辺:
    その中で、BASHAKAに相談いただいた決め手は何だったのでしょうか。

    根本様:
    立ち上がりの早さです。

    このプロジェクトを進めるには、システムの理解が必要です。そのうえでプロジェクト全体を把握し、自分の担当パートをどう進めるかを組み立てる必要があります。

    BASHAKAさんは、もともと弊社とのつながりもあり、業務やシステムの理解におけるリードタイムを短縮できると思いました。そこが大きかったです。


    受け身ではなく、自律的に進める姿勢がプロジェクトを前に進めた

    澤辺:
    実際に依頼してみて、キャッチアップや動き出しのスピードはどう感じましたか。

    根本様:
    私のほうで先手を打てていない場面もあったのですが、澤辺さんから「次の打ち合わせはいつ頃にしますか」といったリマインドをいただき、進行をプッシュしてもらえました。

    受け身ではなく、自律的にこの仕事に対して進捗管理の意識を持って動いていただけたと思います。

    澤辺:
    プロジェクトの序盤は、どうしても「どこから始めるか」が曖昧になりがちでした。そこを一緒に整理できたのは大きかったですね。

    根本様:
    そうですね。キックオフも少しふわっとしていたので、あそこでコメントをもらえたのはよかったです。


    「細かすぎず、粗すぎず」。必要なところを押さえた情報連携

    澤辺:
    3か月間のプロジェクトを振り返って、BASHAKAの動き方や進め方にはどのような印象を持たれましたか。

    根本様:
    非常に、細かすぎず、粗すぎずという印象です。

    情報交換の粒度がちょうどよく、私が出ていたのはほとんど定例の時間だけでした。それ以外は担当者同士で進めてもらえていたので、とても助かりました。

    私が場をセッティングすれば、あとはヒアリングや検証を進めてもらえる。そこに大きなストレスはありませんでした。

    こちらが毎回細かく調整しなくても、必要な確認が進んでいました。


    作業範囲とインターフェースを明確にしたことで、担当者間の会話がスムーズに

    澤辺:
    BASHAKAの仕事の進め方で、印象に残っていることはありますか。

    根本様:
    個別の打ち合わせがよかったです。

    作業パートがきちんと分かれていて、インターフェースを定めたうえで担当者同士が話せていました。これは、担当者に開発スキルがあるからだと思います。

    スキルセットがあると、会話のテンポが早いんです。開発に関する話でもズレが少なく、テンポよく進められた点はよかったですね。


    今後の同様案件でも、今回の流れをベースに進めたい

    澤辺:
    今後、同じような移行案件が出てきた場合、BASHAKAにはどのようなことを期待されますか。

    根本様:
    基本的には今回と同じ流れでお願いしたいです。要件としても大きく変わらないはずなので、今回の進め方をベースにできると思います。

    作業のクオリティや取り組み方については、今回まったく問題ありませんでした。あとは、同じような案件を繰り返していく中で、どのようなノウハウを蓄積していけるかが重要だと思います。

    できれば、今回の体制を大きく崩さずにサポートいただけると助かります。


    現場を知り、運用を理解していることがBASHAKAの強み

    澤辺:
    最後に、データ移行や運用支援を検討している企業に向けて、BASHAKAについて一言いただけますか。

    根本様:
    BASHAKAさんの強みは、スキルセットの広さと経験だと思います。

    決済システムのように、お金を扱う難しいサービスを維持・運用してきた経験がある。現場を知り、現場を理解したうえで仕事を受けられるところは、運用サポートを求める会社にとって非常に魅力的だと思います。

    技術だけを持っていても、運用の現場を知らないとズレが出ることがあります。24時間稼働するサービスや、トラブル対応の経験がないと、実際の現場では噛み合わないこともある。

    その点、BASHAKAさんはお金を扱うシステムで、数字をずらせないような難しい領域を経験しているメンバーがいる。その人たちが直接サポートに入ってくれるのは、大きなアドバンテージだと思います。


    まとめ

    今回のデータ移行プロジェクトでは、既存システムでは対応が難しくなっていた新たな決済ニーズに応えるため、ACシステムからVCシステムへの一部データ移行が行われました。

    カード情報やID、残高といった重要な決済データを扱う中で、BASHAKAは技術調査・移行設計・関係者間の調整・移行作業の推進を支援。受け身ではなく自律的に進める姿勢と、開発・運用双方への理解を活かし、プロジェクトをスムーズに前進させました。

    移行後も大きな問題は発生せず、決済データ移行において重要な「数字が合う」状態を実現。今後の同様案件に向けても、今回の進め方をベースにナレッジを蓄積していくことが期待されています。

    BASHAKAでは、システム開発だけでなく、既存システムの運用理解を前提としたデータ移行・保守開発・業務改善支援にも対応しています。

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