マーケティング支援

    2024.08.07

    メールマーケティング改善事例|UTMパラメータとピクセルトラッキングでアクセス解析を高度化

    概要

    弊社は、GA4(Google Analytics 4)を用いてメールからのアクセス解析を実現するためのPoC(Proof of Concept)を行いました。本PoCでは、UTMパラメータを用いてどこからアクセスがあったのかを特定し、ピクセルトラッキングを利用してメール開封数の計測を行いました。


    UTMパラメータによるアクセス解析

    UTMパラメータは、URLの末尾に特定のパラメータを付与することで、トラフィックの出所を追跡できる仕組みです。これにより、どのメールからのアクセスかを特定することができます。具体的には、以下のようなパラメータをURLに追加します。

    • utm_source: トラフィックの出所を示します。例えば、ニュースレターやキャンペーン名など。

    • utm_medium: トラフィックの媒体を示します。例えば、メールやソーシャルメディアなど。

    • utm_campaign: キャンペーン名を示します。特定のプロモーションやイベントの名前を使用します。

    例えば、次のようなURLを使用します:

    https://www.example.com/?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=spring_sale

    このURLをメール本文に埋め込み、ユーザーがクリックすると、GA4にアクセスデータが送信されます。これにより、どのメールからアクセスがあったかを詳細に追跡できます。

    UTMパラメーターのルール

    1. utmsource、utmmedium、utm_campaignは入力必須

    2. Website URLに?が含まれる場合は?を&に変更する必要がある

    3. utm_mediumの値はルールに沿って選択する必要がある

    パラメータ

    必須

    データ

    役割

    入力例

    utm_source

    参照元

    参照元を識別 

    line, yahoo, facebook, arara_message

    utm_medium

    メディア

    流入チャネルを識別

    email (注1)

    utm_campaign

    キャンペーン名称

    広告のキャンペーンやプロモーション名など

    任意の文字

    utm_term

    キーワード

    広告の流入キーワード

    指定のキーワード

    utm_content

    広告コンテンツ

    広告の種類を識別

    bannerA, banner1

    注1)utm_medium は Google によって以下の様に定められている。

    用語

    意味

    organic

    Googleのような検索サイトからの流入

    referral

    他のWebサイトのリンクからの流入

    social

    TwitterやFacebookなどのSNSからの流入

    cpc

    リスティング広告からの流入

    display

    バナー広告(画像や動画など)からの流入

    email

    メール内のリンクからの訪問

    affiliate

    アフィリエイトサイトからの訪問

    ピクセルトラッキングによるメール開封数の計測

    ピクセルトラッキングは、メールの開封を計測するための技術です。HTMLメールに透明な画像(ピクセル)を埋め込み、この画像が読み込まれた時点で開封イベントを記録します。

    ピクセルトラッキングを設定するためには、以下の手順を踏みます:

    1. GA4のトラッキングIDを取得: GA4アカウントを設定し、トラッキングIDを取得します。

    2. ピクセルトラッキングスクリプトの用意: Measurement Protocol APIを使用するスクリプトを作成し、GA4に開封イベントを送信します。

    3. HTMLメールに埋め込み: メール本文に以下のような imgタグを埋め込みます。htmlコードをコピーする

    このタグが読み込まれることで、GA4に開封イベントが送信され、メールが開封されたことが記録されます。

    GA4のAPIについて

    GA4は、豊富なAPIを提供しており、データの収集、レポート生成、プロパティ管理などが可能です。主なAPIには、Measurement Protocol API、Google Analytics Admin API、Google Analytics Data APIなどがあります。これらのAPIを使用することで、カスタムイベントの送信やデータのエクスポートが行えます。

    API

    機能

    説明

    Measurement Protocol

    カスタムイベントの送信

    サーバーサイドからカスタムイベントをGA4に送信。

    Google Analytics Admin API

    プロパティの管理

    GA4プロパティの作成、更新、削除。

    Google Analytics Data API

    カスタムレポートの生成

    特定のメトリクスやディメンションに基づくレポートを生成。

    User Deletion API

    ユーザーデータの削除リクエスト

    特定のユーザーのデータを削除するリクエストを送信。


    アクセス解析導入のシーケンス図

    UTMパラメータ付きURLによるアクセス解析ピクセルトラッキングによるメール開封数のカウント について、処理の流れをシーケンス図に記載します。


    既存システムとの互換性

    UTMパラメータとピクセルトラッキングを既存のメールシステムに追加することで、GA4との連携が容易になります。具体的には、UTMパラメータをメールのリンクに追加するだけで、アクセス解析が可能になります。ピクセルトラッキングについても、HTMLメールに透明な画像を埋め込むことで、GA4に開封イベントを送信できます。


    結論

    今回のPoCでは、GA4を用いたメールの効果測定の有効性を確認しました。UTMパラメータとピクセルトラッキングを活用することで、メールからのアクセス解析と開封数の計測が可能となり、マーケティング活動の精度を高めることができます。今後も、クライアント様のニーズに応じた最適なソリューションを提供してまいります。

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